「面接で何を聞かれるんだろう」 「うまく答えられる自信がない」
転職面接の前は、誰でも不安になります。でも安心してください。薬剤師の面接で聞かれる質問は、だいたい決まっています。
私は薬剤師歴14年・病院薬剤師歴13年で、転職を3回してきました。その経験から、面接でよく聞かれる質問と、その答え方を実例つきでお伝えします。
聞かれる質問が分かっていれば、先に答えを準備できます。面接は才能ではなく、準備で決まります。
結論:面接は「準備」で決まる
最初にお伝えしたいのは、**面接で見られているのは「スキル」より「一緒に働きたい人か」**だということです。
経験年数や資格より、
- 表情や話し方が感じよいか
- 退職理由を前向きに語れるか
- この職場で長く働いてくれそうか
こうした点が結果を左右します。だからこそ、よく聞かれる質問に、前向きな答えを準備しておくことがすべてです。
以下、定番の6つの質問と答え方を見ていきましょう。
質問1:志望動機(なぜうちの職場を選んだか)
ほぼ必ず聞かれる質問です。ポイントは、「その職場ならではの理由」を語ること。
- ❌ 「家から近いので」「給料がいいので」だけ → どこでも言える
- ⭕️ 「貴院は病棟業務に力を入れていると伺い、これまでの病棟経験を活かせると思いました」
「自分の経験」と「その職場の特徴」を結びつけると、説得力が出ます。求人情報やエージェントから事前に職場の特徴を調べておき、「だから応募した」とつなげましょう。
質問2:退職理由・転職理由
ここが一番大事で、一番つまずきやすい質問です。鉄則は、前の職場を悪く言わないこと。
たとえ本当はつらい職場だったとしても、本音の中の「前向きな部分」だけを切り出します。
| 本音(NG) | 面接での言い方(OK) |
|---|---|
| 残業が多すぎた | 多くを学べた職場でしたが、長く健康に働ける環境を求めました |
| 給料が安すぎた | 経験を正当に評価してもらえる環境を目指しました |
| 人間関係が最悪だった | より多様なスタッフと関わり成長できる環境に挑戦したいと思いました |
前職の悪口は、「この人はうちを辞めるときも同じように悪く言うだろう」と面接官を不安にさせます。嘘をつく必要はありません。本音の前向きな側面だけを伝えるのがコツです。
質問3:転職回数について
転職回数が多いと、「なぜ何度も?」と聞かれるのでは、と不安になりますよね。
でも実は、薬剤師では転職回数が多いのは珍しくありません。私自身、転職3回ですが、面接で回数を突っ込まれたことは一度もありませんでした。
もし聞かれても、それぞれの転職に正当な理由があれば、前向きに伝えればいいだけです。
- 1回目はスキルアップのため
- 2回目は経験を正当に評価される環境を求めて
- 3回目は長く働ける働き方を整えるため
このように「ちゃんと考えてキャリアを選んできた」と語れれば、回数はまったく問題になりません。
転職回数の不安については、薬剤師の転職回数が多いと不利?で詳しく解説しています。
質問4:あなたの強み・自己PR
強みは、「具体的なエピソード」とセットで語ると伝わります。抽象的な「コミュニケーション力があります」だけでは弱いです。
私が面接で手応えを感じたのは、「病棟業務で意識していることは?」と聞かれて、こう答えたときでした。
「まず看護師さんの困りごとを解決して信頼を得てから、自分の本当にやりたい薬学的介入を進めるようにしています」
面接官の表情がはっきり変わったのを覚えています。**「正論をぶつける前に、まず相手の役に立つ」**という姿勢が伝わったのだと思います。
自分の強みを、実際の現場でどう活かしてきたかまで語れると、印象が大きく変わります。
質問5:あなたの弱み・短所
弱みは、**「正直に認めつつ、改善の努力も添える」**のが基本です。
- ❌ 「弱みはありません」 → 自己分析できていない印象
- ❌ 致命的な弱みをそのまま言う → 不安を与える
- ⭕️ 「慎重になりすぎることがありますが、ダブルチェックの仕組みを作って対応しています」
弱みを聞く面接官は、**「自分を客観的に見られる人か」「改善する姿勢があるか」**を見ています。短所を、改善努力とセットで語りましょう。
質問6:何か質問はありますか(逆質問)
面接の最後に必ずある「逆質問」。ここで**「特にありません」は避けたい**です。意欲が低いと受け取られます。
入職後のミスマッチを防ぐためにも、自分が本当に知りたいことを聞くチャンスです。
- 入職後、最初に担当する業務はどんなものですか
- 教育・研修の体制はどうなっていますか
- 残業や有給取得の実態を教えてください
ただし、年収や休みの細かい条件など、自分からは聞きにくいこともあります。そういう質問こそ、エージェントを通して確認してもらうのが賢いやり方です。
面接が不安なら、一人で挑まない
ここまで答え方を解説してきましたが、「準備しても緊張で言葉に詰まりそう」という方もいると思います。
そんなときは、面接同行サポートのあるエージェントを使うのが心強いです。
- 事前に模擬面接をしてくれる
- 当日、面接に同行してフォローしてくれる
- 自分では聞きにくい年収・休みの条件を代わりに確認してくれる
私自身、エージェントの面接同行で「自分では言いにくいこと」をフォローしてもらい、本当に助かりました。面接は、一人で抱え込まなくていいんです。
面接で受かる人と落ちる人の違いは、面接で受かる人・落ちる人にもまとめています。
まとめ:質問は決まっている。準備すれば怖くない
最後に、よく聞かれる6つの質問を整理します。
- 志望動機:自分の経験 × その職場の特徴を結びつける
- 退職理由:前職を悪く言わず、前向きな部分だけ切り出す
- 転職回数:正当な理由を前向きに伝えれば問題なし
- 強み:具体的なエピソードとセットで語る
- 弱み:正直に認めつつ、改善努力を添える
- 逆質問:意欲を示し、ミスマッチを防ぐために聞く
面接で聞かれることは、だいたい決まっています。先に答えを準備しておけば、本番で慌てることはありません。
準備をして、それでも不安なら、エージェントの面接同行を頼る。これで、面接はぐっと怖くなくなります。
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筆者: 薬剤師める|転職経験3回・病院↔調剤経験あり・コーギーと猫4匹と暮らす現役薬剤師