「転職回数が多いと、書類で落とされるんじゃないか」 「3回も転職してたら、面接で印象が悪いかな」 「ジョブホッパーだと思われたくない…」
転職を考えるとき、多くの薬剤師がこの不安にぶつかります。
私は薬剤師歴14年・病院薬剤師歴13年で、転職を3回してきました。病院→病院→調剤薬局→病院と渡り歩いてきた立場から、正直にお伝えします。
結論、薬剤師の転職回数は、そこまで気にしすぎなくて大丈夫です。私自身、3回の転職で一度も「回数が多くて不利だった」と感じたことはありません。
この記事では、なぜ気にしすぎなくていいのか、面接で聞かれたときの答え方、そして絶対にやってはいけないNGまで、実体験ベースでお伝えします。
結論:薬剤師の転職回数は、気にしすぎなくていい
最初に、いちばん大事なことを。
- 薬剤師業界では、転職回数が多いのは珍しくない。3回くらいはごく普通
- 大事なのは「回数」ではなく、一つひとつの転職に正当な理由があるか
- 面接では、その理由を前向きに伝えられるかで印象が決まる
- 回数を恐れて動けないより、自分に合う場所を探し続ける姿勢のほうがずっと大切
「転職回数が多い=不利」と思い込んで、合わない職場で我慢し続ける必要はありません。
私は転職3回。でも一度も「不利」と感じなかった
正直な実感からお伝えします。
私は転職を3回していますが、「転職回数が多くて不利だった」と感じた場面は、一度もありません。書類で落とされたことも、回数が原因で困ったこともありませんでした。
薬剤師は、もともと転職が多い職業です。職場の選択肢が幅広く(病院・調剤薬局・ドラッグストア・企業など)、資格があるぶん再就職もしやすい。だからこそ、3回くらいの転職は業界的にごく普通で、採用側もいちいち身構えたりしません。
「一般企業だと転職回数が気になる」という話を真に受けて、必要以上に怖がらなくて大丈夫です。
面接で転職回数を突っ込まれたことすらない
これも正直な話ですが、私は面接で「転職回数が多いですね」「なぜ何度も?」と突っ込まれたことが、一度もありません。
転職回数そのものより、採用側が見ているのは「この人はうちで活躍してくれるか」「長く働いてくれそうか」です。回数は、あくまでその判断材料の一つにすぎません。
だから、回数が多いこと自体に怯える必要はありません。聞かれたら答えればいいし、聞かれなければそれまで。過剰に身構えなくて大丈夫です。
もし聞かれても大丈夫|理由をきちんと伝えればいい
とはいえ、職場によっては聞かれることもあるでしょう。でも、心配いりません。
それぞれの転職に正当な理由があれば、きちんと伝えればいいだけです。
- なぜ前の職場を選んだのか
- そこで何を得たのか
- なぜ次に進もうと思ったのか
この流れを、自分の言葉で前向きに語れれば、回数は問題になりません。むしろ「ちゃんと考えてキャリアを選んできた人」という印象を与えられます。
絶対NG:前の職場を悪く言うこと
ここが、この記事で一番伝えたいことです。
退職理由を語るとき、**絶対にやってはいけないのが「前の職場を悪く言うこと」**です。
たとえ本当にひどい職場だったとしても、面接で「残業が多くて」「上司がひどくて」「給料が安くて」とネガティブにぶちまけるのは逆効果。なぜなら——
前の職場を悪く言う人を見ると、面接官はこう思うんです。 「この人は、うちを辞めるときも同じように悪く言うんだろうな」と。
つまり、前職の悪口は「自分の評価を下げる」だけでなく、「この人を採用したら、いつか自分たちも悪く言われるかも」という不安を相手に与えてしまうんです。
どんなに正当な不満があっても、それを「悪」として語らない。これが、転職回数に関係なく、面接を通過する人の共通点です。
私の3回の転職理由(前向きな伝え方の実例)
参考までに、私の3回の転職理由を、実際にどう整理しているかお見せします。
| 回 | 転職 | 理由(前向きな伝え方) |
|---|---|---|
| 1回目 | 病院 → 病院 | スキルアップのため。より専門的な経験を積める環境に挑戦したかった |
| 2回目 | 病院 → 調剤薬局 | 正当に評価される場所を求めて。やりがいも責任もある仕事をしていたが、その働きに対して給料が見合っていないと感じた |
| 3回目 | 調剤薬局 → 病院 | 働き方を整えるため。当直のない環境で、長く健康に働き続けたかった |
特に2回目は、「評価されたかった」という気持ちが大きかったです。2番目の病院ではやりがいもあり、活躍も責任もありました。でも、その働きに対して給料が世間の平均より低いことに、どうしても納得がいかなかった。評価の指標として、給料は一番わかりやすいものだからです。
こうした理由も、「前向きなステップ」として語れば、まったくマイナスになりません。
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マイナスをプラスに言い換えるコツ
退職理由は、事実を変える必要はありませんが、伝え方は変えられます。本音の中の「前向きな部分」だけを切り出すのがコツです。
| 本音(NGな言い方) | 面接での言い方(OK) |
|---|---|
| 残業・サービス残業が多すぎた | 多くを学べた職場でしたが、時間外業務が多く、長く健康に働ける環境を求めました |
| 上司との人間関係が最悪だった | より多様なスタッフと関わりながら成長できる環境に挑戦したいと思いました |
| 給料が安すぎた | これまでの経験を、より正当に評価してもらえる環境を目指しました |
| ブラックな職場から逃げたかった | 業務を通じて学びは多かったですが、働き方を見直したいと考えました |
嘘はついていません。本音のうち「前向きな側面」だけを伝えているだけです。これなら、聞いている面接官も気持ちよく受け取れます。
転職回数より、ずっと大事なこと
最後に、私が3回の転職を経て思うことを。
転職回数が多くても、それぞれにちゃんとした理由があるなら、回数を恐れすぎることはありません。
むしろ、
- 合わない職場で消耗し続けるより
- 勇気を持って、自分に合う場所を探し続ける
そのほうが、ずっと前向きで素晴らしいことだと、私は思います。
転職は「逃げ」でも「飽き性」でもありません。自分の人生を、自分で選び直す行動です。1回で理想の職場に出会える人なんて、ほとんどいません。何度か試行錯誤して、自分に合う場所にたどり着く。それでいいんです。
まとめ:勇気を持って、自分に合う場所を探していい
最後に整理します。
- 薬剤師はもともと転職が多い職業。3回くらいはごく普通
- 私は転職3回で一度も「不利」と感じなかったし、面接で突っ込まれたこともない
- 聞かれても、正当な理由を前向きに伝えれば問題ない
- 絶対NGは前職を悪く言うこと(「うちも辞めるとき悪く言われる」と不安を与える)
- 退職理由は、本音の中の前向きな部分だけを切り出す
- 回数より大事なのは、自分に合う場所を探し続ける姿勢
転職回数を理由に、合わない職場で我慢し続ける必要はありません。あなたが、自分に合う場所を見つけられますように。
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筆者: 薬剤師める|転職経験3回・病院↔調剤経験あり・コーギーと猫4匹と暮らす現役薬剤師