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薬剤師の病院から病院への転職|年収100万円下がった私の失敗と成功の分かれ目
病院間の転職は「情報戦」。丸腰で動いた私の教訓

監修:薬剤師める(転職経験3回・病院↔調剤経験あり)|2026年7月公開|8分で読めます

この記事でわかること

  • 結論:病院から病院への転職は「あり」。ただし丸腰で動くと損をする
  • 病院から病院への転職が難しい3つの理由
  • 私の失敗談:スキルアップはできたが、年収が100万円近く下がった
  • 3回目の転職で「年収もやりがいも」実現できた理由
  • 病院間転職で失敗しない5つのステップ
  • まとめ:病院間転職こそ、相場と情報武装がすべて

「今の病院を出たい。でも病院薬剤師の仕事は続けたい」

そう考えて「病院から病院への転職」を調べている方は多いはずです。私もそうでした。

私は薬剤師歴14年・病院薬剤師歴13年、転職を3回してきました。1回目の転職がまさに「病院から病院」。スキルアップという目的は果たせたものの、年収は100万円近く下がりました

この記事では、病院間転職のリアルな難しさと、その後の転職で「年収もやりがいも労働条件も」実現できた違いを、実体験ベースでお伝えします。


結論:病院から病院への転職は「あり」。ただし丸腰で動くと損をする

最初に結論です。

病院から病院への転職は十分「あり」です。 臨床経験をそのまま活かせて、環境だけを変えられる。病院薬剤師の仕事が好きなら、業態を変えるより自然な選択です。

ただし、何も調べずに動くと私のように年収を大きく落とします。病院間の転職は、調剤薬局やドラッグストアへの転職以上に「情報戦」だからです。

この記事を読んでほしい方

  • 今の病院に不満はあるが、病院薬剤師は続けたい方
  • 病院から病院への転職で「年収が下がらないか」不安な方
  • 1人で求人サイトを眺めていて、良い病院求人が見つからない方

病院から病院への転職が難しい3つの理由

① 病院の求人数がそもそも少ない

薬剤師求人の大半は調剤薬局とドラッグストアです。病院の求人はもともと数が少なく、条件の良い病院求人は表に出る前に決まってしまうことも珍しくありません。

② 年収が上がりにくい構造がある

病院の給与は法人の給与テーブルで決まっていることが多く、中途入職では前職の年収が考慮されにくいケースがあります。「経験13年でも新卒と同じテーブルからスタート」のような話は、病院間転職では実際に起こります。

③ 「なぜ病院を変わるのか」を面接で必ず聞かれる

同じ病院薬剤師への転職だからこそ、「今の病院ではダメな理由」を整理して伝える必要があります。ここが曖昧だと、面接で苦労します(伝え方は志望動機の作り方で詳しく解説しています)。


私の失敗談:スキルアップはできたが、年収が100万円近く下がった

1回目の転職の目的はスキルアップでした。もっと専門性を磨ける病院で働きたい。その気持ち自体は間違っていなかったと思います。

でも、動き方が完全に丸腰でした。

  • 転職エージェントを使わず、自分で見つけた求人にそのまま応募した
  • 病院薬剤師の年収相場を知らなかったので、提示された条件を比べる基準がなかった
  • 結果、年収は100万円近くダウン

さらにつらかったのが前の病院の引き止めです。退職を切り出すと強く引き止められ、なかなか話が進みませんでした。退職時のしんどさは円満退職マニュアルに書いたとおりです。

スキルアップという目的は果たせたので、後悔だけの転職ではありません。ただ「相場を知って、交渉してくれる人がいれば、100万円も下げずに済んだのでは」という思いは、今でも残っています。


3回目の転職で「年収もやりがいも」実現できた理由

3回目の転職(調剤薬局→今の病院)では、結果がまったく違いました。

  • やりがいと年収の両取りができた
  • 年間休日120日以上、当直なしの労働条件
  • 今は年収・休み・やりがい・人間関係のすべてに満足

1回目と何が違ったのか。大きくは2つです。

① 転職エージェントを使った

非公開の病院求人を紹介してもらえたうえ、年収などの条件交渉を代わりにやってもらえました。自分では言い出しにくいお金の話を、プロが間に入って進めてくれる。これは1回目に丸腰で動いた身として、本当に大きな違いでした(エージェントを使わなかった後悔はこちらの記事に詳しく書いています)。

② 自分の相場を把握してから動いた

経験年数と職場タイプでどのくらいの年収が狙えるのか。基準を持ってから求人を見ると、「この提示は低い」「これは好条件」が判断できるようになります。


病院間転職で失敗しない5つのステップ

① 転職の目的をひとつに絞る

年収か、スキルか、労働条件か。全部を一度に叶えようとすると判断がブレます。私の1回目は「スキルアップ」に全振りした結果、年収を軽視しすぎました。優先順位をつけましょう。

② 自分の年収相場を確認する

まず年収シミュレーターで、経験年数・職場タイプ・都道府県から相場を確認してください。1分で終わります。相場を知らないまま面接に行くのが一番危険です。

③ 病院求人はエージェント経由で探す

数が少ない病院求人こそ、非公開求人を持つエージェントの出番です。「病院希望」と伝えれば、表に出ていない求人も含めて探してもらえます。

④ 志望動機は「前向きな理由」に変換する

「今の病院が嫌だから」ではなく、「この病院でこれがしたい」に変換します。私は「スキルアップしたい。今持っている知識も活かせる」という伝え方で乗り切りました。

⑤ 引き止め対策をしてから退職を切り出す

病院は人手不足なので、引き止めは覚悟しておくこと。退職の切り出し方とタイミングは円満退職マニュアルを参考にしてください。


まとめ:病院間転職こそ、相場と情報武装がすべて

  • 病院から病院への転職は「あり」。臨床経験をそのまま活かせる
  • ただし求人が少なく年収も上がりにくいので、丸腰で動くと私のように100万円下がる
  • 相場の把握+エージェントの条件交渉で、結果は大きく変わる

同じ「病院から病院」でも、準備の差で結果は天と地ほど変わります。まずは自分の相場を知るところから始めてください。

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監修者 薬剤師める

監修:薬剤師める

病院薬剤師歴13年・転職3回・病院↔調剤経験あり

プロフィール →

年収100万円下がった失敗も、今の職場に満足できた転職も、すべて実体験で書いています。

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